デッド・ドント・ダイ見ました【ネタバレ感想】
「デッド・ドント・ダイ」見てきました。
コロナ渦になって初映画館。座席は一席ごとに空けて座る感じでしたが、それにしても人が少ない。
この映画だからというわけではないです。
不要不急の映画館。映画館全体がガラガラでした。
あらすじ
ロバートソン署長(ビル・マーレイ)、ピーターソン巡査(アダム・ドライヴァー)、モリソン巡査(クロエ・セヴィニー)が見守るのどかな田舎町センターヴィルで、死者が墓場から次々とよみがえる。ゾンビは生前の活動に引き寄せられるように町をさまよい、時間を追うごとに増殖していた。三人の警察官や葬儀屋のゼルダ(ティルダ・スウィントン)、住民たちは、生き残りを懸けてゾンビの大群に立ち向かう。
カンヌ映画祭オープニング作品。振り返って思い起こすとじわります。
ゾンビが出てくるまでが長い。
登場人物の背景がイマイチわからぬまま、どんどん新たな人が出てきて、いつゾンビ出てくるんだろう…とポップコーンを食べ尽くしそうになった頃、ゾンビ登場。
ゾンビは何をきっかけに出てきたのか分からず。
あまりにゾンビ出なさすぎて白目になりかけていたので見落としたんでしょう。
アホな私。コレって感想じゃないですね。
ここがツボだった
・ゾンビが生きていたときの思いが強いワードをつぶやきながら歩いてるところ
「Wi-Fi…」「Bluetooth…」「siri…」あたりが好み。
・葬儀屋さん(ティルダ・スウィントン)の死化粧が奇抜メイク
・車の鍵にミレニアムファルコンのキーホルダーのくだり
鬼滅の刃かよ感
ゾンビの頭を攻撃すればゾンビを倒せる!って鬼の倒し方じゃないですか!(たまたまです)
そもそも、ピーターソン巡査は何故倒す方法がすんなりわかったんでしょう。
前半にやってて見逃した?(ちゃんと見ろよ)
ボビー(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)はゾンビ好きだから倒し方わかったっていうのは理解しました。
あと、鬼滅の刃的に考えるとゾンビって昼間は活動しないんですかね?
「デッド・ドント・ダイ」のゾンビも昼間は潜んでいるようです。
ゾンビの歌
劇中に何度も流れる映画タイトルと同じ曲「The Dead Don’t Die」。ゾンビの歌です。
この曲がキーワードなのに映画終盤に捨てられるCDにガーン。
捨てるんかーい。
あの曲を爆音でかけたらゾンビが粉に…とはならないですよね。
赤のキャップ
「Keep America White Again」(「アメリカを再び白人の国に」的な訳でした)とガッツリ刺繍された赤のキャップをかぶるオジサン(スティーヴ・ブシェミ)。
えぐい帽子www
こういう人、結構いるんでしょうね。
アメリカでは1年前に公開されたようですが、2020年6月の今、抗議デモが起きてます。タイムリー過ぎ。
オジサンがゾンビに襲われる最後。遠く暗闇にちいさく赤い帽子が見えてる感じがなんとも言えませんでした。
「何故?」が多かった
気になったのが少年院の子供3人の行方。こっちに逃げようぜ!という感じで逃げたシーンを最後に出てこなかったあの3人。
どうなっちゃったんでしょう。
これ以外にも伏線と見せかけて放置しまくり。続編あるのかと思うほど放置しまくり。
回収できないまま映画終了。
回収しようとか思っちゃいけない。
結果、宇宙船に吸い込まれた葬儀屋さん以外に生き残ったのはホブ(トム・ウェイツ)だけですか。
救われない終わり方すぎー!果てしなくシュール。
しかしこの虚無感が必要だったのか。
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映画見終わった帰り道「おもしろくない…とも言い切れない」なんて言ってたら、ぺこぱが宣伝してました。偶然。
この映画悪くないだろう。